トラブルシューティング用のログを取得する方法
この記事では、いくつかのOutSystemsコンポーネントおよびその他のシステムコンポーネントからログやレポートファイルを取得する方法について説明しています。
サポートケースの対応中、発生している問題をトラブルシューティングするために、OutSystems Supportからこれらのファイルの一部を提供するよう求められる場合があります。その場合、この記事の説明に従って必要なファイルを取得し、サポートケースに添付する必要があります。
Service Studioのレポートを取得する
Service Studioで予期しないエラーが発生すると、[Unexpected Error]ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、エラーレポートを取得してOutSystems Supportに送信することができます。
レポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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ウィンドウが展開されていない場合、[You can help us fix this…]をクリックしてウィンドウを展開します。
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[View diagnostics report]をクリックして、テキストエディタでレポートを開きます。OutSystems 10では、[View report]リンクを使用します。
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レポートをテキストファイルとして保存します。OutSystemsサポートのサポートが必要な場合でサポートケースをまだ開いていない場合は、[open a support case]リンクを使用してSupport Portalにアクセスすることができます。
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[Continue]をクリックして、ウィンドウを閉じます。OutSystems 10では、[Cancel]リンクを使用します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをサポートケースに添付します。
Service Centerのログを取得する
実行時ログ
プラットフォームの実行時のログは、各環境(アプリケーションおよびLifeTime環境)のService Centerコンソールで取得することができます。
- Errors
- General logs
- Web requests
- Mobile requests
- Service Actions
- Integrations
- Extensions
- Timers
- Emails
これらのログを取得するには、以下の手順を実行します。
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ログを取得する環境のService Centerコンソール(
https://<your_server>/ServiceCenter
)で、[Monitoring]セクションに移動します。 -
取得するログのタイプ([Errors]や[General]など)を選択します。
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フィルタが適用されている可能性がある場合は、[Reset]をクリックして削除します。
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[Export to excel]をクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、保存したすべてのファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
モバイルアプリの生成ログ
OutSystemsでは、エラー発生時の詳細情報を示すスタックトレースなど、モバイルアプリのパッケージ生成手順のログが記録されます。
このモバイルアプリのパッケージ生成ログを取得するには、以下の手順を実行します。
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Service Studioを開いている場合は、モバイルアプリの詳細ページに移動し、[Application Management...]をクリックしてService Centerコンソールのモバイルアプリのページを開きます。別のブラウザでページが開きます。
Service Studioを開いていない場合は、環境のService Centerコンソール(
https://<your_server>/ServiceCenter
)を開き、[Factory » Applications]に移動し、モバイルアプリ名をクリックして、アプリの詳細ページに移動します。 -
[Native Platforms]タブに移動します。各モバイルプラットフォームの最新のモバイルアプリのパッケージ生成に関する情報が表示されます。
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ログファイルアイコンをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのログを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
LifeTimeのレポートを取得する
LifeTimeコンソールで、以下のレポートを取得することができます。
- LifeTimeレポート
- ステージングレポート
- ユーザー権限レポート
これらのレポートを取得するには、Manage Infrastructure and Users(インフラとユーザーの管理)権限が必要です。この権限がない場合は、インフラ管理者にお問い合わせください。
LifeTimeレポート
OutSystems 11でLifeTimeレポートを取得する
OutSystems 11でLifeTimeレポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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https://<LifeTime_server>/lifetime/troubleshoot.aspx
ページにアクセスします。 -
[Download Infrastructure report]リンクをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
OutSystems 10でLifeTimeレポートを取得する
OutSystems 10でLifeTimeレポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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LifeTimeコンソール(
https://<LifeTime_server>/lifetime
)に移動します。 -
右上にあるフィードバック送信アイコンをクリックします。
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[here]リンクをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
ステージングレポート
OutSystems 11でステージングレポートを取得する
OutSystems 11でステージングレポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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https://<LifeTime_server>/lifetime/troubleshoot.aspx
ページにアクセスして、[Deployment/Staging]リストを表示します。 -
ステージングのリストで、トラブルシューティングが必要なステージングを特定します。ステージング日または環境でフィルタリングすることができます。
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特定したステージングの行の[Download staging report]リンクをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
OutSystems 10でステージングレポートを取得する
OutSystems 10でステージングレポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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LifeTimeコンソール(
https://<LifeTime_server>/lifetime
)に移動します。 -
[Applications]ページで、ターゲット環境の名前をクリックして、ドロップダウンメニューから[View Change Log]を選択します。
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トラブルシューティングするデプロイのデプロイ計画番号をメモに取ります。
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デプロイ計画番号を使用して、
https://<LifeTime_server>/lifetime/DebugStaging.aspx?StagingId=<deployment plan number>
を使用します。Javaスタックの場合は、
https://<LifeTime_server>/lifetime/DebugStaging.jsf?StagingId=<deployment plan number>
を使用します。 -
[download the staging report]をクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
ユーザー権限レポート
OutSystems 11でユーザー権限レポートを取得する
OutSystems 11でユーザー権限レポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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https://<LifeTime_server>/lifetime/troubleshoot.aspx
ページにアクセスします。 -
[Download the user permissions report]リンクをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
OutSystems 10でユーザー権限レポートを取得する
OutSystems 10でユーザー権限レポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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https://<LifeTime_server>/lifetime/DebugPermissions.aspx
ページにアクセスします。Javaスタックの場合は、
https://<LifeTime_server>/lifetime/DebugPermissions.jsf
を使用します。 -
[download the user permissions report]リンクをクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
BPTUtilsのトラブルシューティングレポートを取得する
BPT Utilsは、トラブルシューティングレポートなどのBPTプロセスに関する情報を提供するForgeコンポーネントです。
まだ入手していない場合は、LifeTime環境にBPT Utilsコンポーネントをインストールする必要があります(環境の「Full Control(完全制御)」権限が必要です)。
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OutSystems ForgeからBPT Utilsをダウンロードします。OutSystemsアプリケーションファイル(.oap)を入手します。OutSystems 9.1、10、11で利用可能なバージョンが1つあります。ご利用のLifeTime環境に対応するバージョンを必ずダウンロードしてください。
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LifeTime環境のService Centerコンソール(
https://<LifeTime_server>/ServiceCenter
)に移動します。 -
[Factory » Applications]に移動します。
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[Publish an Application]リンクをクリックします。
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[Choose File]をクリックして、Forgeからダウンロードした.oapファイルを選択します。
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[1-Click Publish]をクリックします。
これでLifeTime環境にBPT Utilsがインストールされました。
BPTUtilsのトラブルシューティングレポートを取得するには、以下の手順を実行します。
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BPT Utilsアプリケーション(
https://<LifeTime_server>/BPTUtils/
)で、[Troubleshooting Processes]に移動します。 -
[Download Troubleshooting Report]をクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこのレポートを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
.Netスタック固有のログ
Windowsのイベントログ
特定の環境のWindowsのイベントログを取得するには、以下の手順を実行します。
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リモートデスクトップを使用してサーバーに接続します。
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Windowsイベントビューアアプリケーションを起動します。
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Windows Logsフォルダを展開します。
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ログのカテゴリ(Application、Security、またはSystem)を選択します。
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右パネルの[Save All Events As…]をクリックして、ファイルを保存します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、保存したファイルをローカルのダウンロードフォルダから取得してサポートケースに添付します。
IISマネージャーのログ
特定の環境のIISマネージャーのログを取得するには、以下の手順を実行します。
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リモートデスクトップを使用してサーバーに接続します。
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インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーアプリケーションを起動します。
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左側のツリーでWebサイトを選択します。
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[Logging]機能をダブルクリックします。
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ログファイルが保存されているディレクトリを確認します。
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ファイルエクスプローラを使用して、ログディレクトリに移動します。
- ディレクトリのすべての内容をzipにまとめ、サポートケースに添付します。
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、ログディレクトリのすべての内容をzipにまとめて、そのzipファイルをサポートケースに添付します。
Javaスタック固有のログ
JBossのログ
特定の環境のJBossのログを取得するには、以下の手順を実行します。
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サーバーに接続します。
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ログファイルは、以下の場所にあります。
- JBoss 5: /opt/jboss-5.1.0.GA/server/outsystems/log
- JBoss 7: /opt/jboss-as-7.1.1.Final/standalone/log
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、すべてのファイルをzipにまとめて、そのzipファイルをサポートケースに添付します。
WildFlyログ
特定の環境のWildFlyのログを取得するには、以下の手順を実行します。
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サーバーに接続します。
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ログファイルは、以下の場所にあります。
- WildFly 8.2: /opt/wildfly-8.2.0.Final/
standalone/log
- WildFly 8.2: /opt/wildfly-8.2.0.Final/
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、すべてのファイルをzipにまとめて、そのzipファイルをサポートケースに添付します。
WebLogicのログ
特定の環境のWebLogicのログを取得するには、以下の手順を実行します。
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サーバーに接続します。
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ログファイルは、以下の場所にあります。
- 管理サーバーのログ: /opt/Oracle/Middleware/user_projects/domains/outsystems_domain/servers/AdminServer/logs
- 管理対象サーバーのログ: /opt/Oracle/Middleware/user_projects/domains/outsystems_domain/servers/
<ManagedServerName>
/logs
OutSystems Supportからのリクエストに応じてこれらのログを取得した場合は、すべてのファイルをzipにまとめて、そのzipファイルをサポートケースに添付します。