Skip to main content

 

 

 

 
 
 
 
OutSystems

OutSystemsプラットフォームのサーバーのディザスタリカバリと高可用性

OutSystemsに対応するようにインフラを設計したら、高可用性の設定やディザスタリカバリの計画を行う予定があるかどうかを把握する必要があります。

高可用性とディザスタリカバリ

各アプローチの違いを理解するには、以下に留意します。

  • 高可用性 - 長時間にわたる継続的デリバリーが期待されるシステムです。可用性は、「100%稼働」または「問題なし」に対して相対的に評価できます。システムや製品の可用性の基準は、広く認知されていても達成困難であり、「ファイブナイン」(99.999%)の可用性として知られています。

  • ディザスタリカバリ - 天災や人災の直後に必要となるテクノロジーインフラとシステムの復旧や継続を保証する一連のポリシーや手順を定義します。

これらは同時に設定できますが、それぞれ別の計画と別の実装が必要になります。

高可用性

高可用性とは、障害を引き起こす事象に直面した際の稼働時間に関連するすべてを指します。その目的は、水平方向の拡張性を通じてそうした事象に対応できるようにインフラに冗長性を持たせ、ビジネスに影響が及ばないようにすることです。構成によっては、サーバーレベルやデータセンター全体、さらには地理的領域でも障害を引き起こす事象に対応できます。OutSystemsをどこまで拡張する必要があるかについてはビジネスリスクレベルや顧客の状況に応じて判断しますが、実現可能な一般的なシナリオを以下の例に示します。

これらの例は、テクノロジーに依存しないことに留意してください。高可用性を実現する方法の単純なレイアウトを示しているにすぎません。

例1 - ローカライズされた高可用性設計

この設計例では、ローカライズされたシステム事象を回避します。冗長性を持たせることで、負荷を分散して既存のあらゆる事象に対応できます。

例2 - 地理的な高可用性設計

この設計例では、地理的なシステム事象を回避します。データセンターレベルとデータセンター内部の両方で冗長性を持たせることで、地理的なシステム事象に対処できます。

ディザスタリカバリ

ディザスタリカバリは、あらゆる種類の災害が発生した後に実行します。ここでは、そうした災害からどの程度すばやく復旧できるかと、復旧に際して災害で失うことになる情報の量を定義します。適切な判断を下せるように、以下の2つの重要な概念に留意する必要があります。

  • 目標復旧時点(RPO) - ビジネス継続計画によって定義されます。重大インシデントによってITサービスからデータが失われる可能性のある最大対象期間です。

  • 目標復旧時間(RTO) - ビジネス継続の中断に伴う許容不可能な結果を回避するために、災害(または停止)発生後にビジネスプロセスで復元する必要がある対象期間とサービスレベルです。

ビジネスプロセスの重要度が高いほど、RPORTOを短くすることを目指すのが最適です。これを実現するには、ディザスタリカバリ計画に含まれる一連のポリシーや手順と高可用性設計を組み合わせます。

成功を支援するために当社では、既存のビジネス継続計画が存在するか、または新しいビジネス継続計画を整合させるかにかかわらず、OutSystemsのインフラに対する非常に簡素化されたディザスタリカバリ計画をご用意しています。

ディザスタリカバリ計画の策定

以下の計画は、独自の計画を定義する際に役立つベースラインになります。これはディザスタリカバリの状況に対応する最低限の許容可能な計画であり、特定のニーズに合わせて計画を策定するには投資が必要であることに留意してください。

コミュニケーション計画

各作業項目の前後のコミュニケーションはすべてメールで行います。あるアクション項目から次のアクション項目への引き継ぎは、次のアクション項目の担当者に電話で行うか、または24時間体制の部門窓口で行います。

要員

計画に参加する要員/部門のリスト。

分野 名前 メール 連絡先 24時間体制の部門窓口
ネットワーク Diane Man diane.man@acme.corp +1 432 7434 +1 432 7434
データベース Jack Lang jack.lang@ext.acme.corp +1 378 4320 +1 479 4321
サーバー運用 Lee Connan lee.conan@ext.acme.corp +62 444 9254 +62 229 5478
グローバルインフラ Rob Roy rob.roy@acme.corp +1 334 7845 +1 334 3402
アプリケーション Audrey Branch audrey.branch@acme.corp +1 434 1121 +1 432 001
バックアップ Cindy Krall cindy.krall@acme.corp +1 432 5009 +1 332 887

システム

OutSystems開発インフラに直接含まれるデバイスのリスト。

システム ホスト名 IPアドレス 分野
ロードバランサ1 syslb1 81.253.167.3 ネットワーク
フロントエンド1 srvappout1 10.56.1.11 サーバー運用
フロントエンド2 srvappout2 10.56.1.12 サーバー運用
フロントエンド3 srvappout3 10.56.1.13 サーバー運用
フロントエンド4 srvappout4 10.56.1.14 サーバー運用
データベース1 oradbout1 10.80.1.33 データベース
サポート契約

システムに関するサプライヤのサポートとSLAについての情報。

システム 台数 ブランド サポートの種類 サポートの連絡先
OutSystems - OutSystems 年中無休、24時間 +1 888 707 2957
ストレージ 1 Eximax 年中無休、24時間 0800 569 112
仮想マシン 6 Microsoul 年中無休、24時間 +1 378 4320
データベース 3 Oracle 年中無休、24時間 +62 444 9254
ロードバランサ 2 RapidFire 平日の8時間 +1 434 1121

バックアップ

サーバーとデータベースの両方に対して以下の自動バックアップを構成する必要があります。

サーバー

  • 日単位の仮想マシンスナップショット(午前4時)

  • 5回分のスナップショットの保持(5日分)

データベース

  • 0時間から始まる2時間おきのOracleのアーカイブログ

  • 日単位の差分バックアップ(午前1時)

  • 週単位の完全バックアップ(午前1時)

  • 月単位の完全バックアップ(午前1時)

フロントエンドサーバーの復旧

1つまたは複数のサーバーに影響を及ぼす障害を引き起こす事象から復旧するために必要なアクション項目。

# アクション 分野 SLA
1 影響を受けたサーバーをロードバランサから削除する ネットワーク運用 15分
2 仮想マシンのスナップショットを復元する サーバー運用 2時間
3 サーバーにアクセスしてすべてのOutSystemsのサービスを開始する サーバー運用 15
4 http://localhost/ServiceCenterにアクセスしてOutSystemsのステータスを確認する サーバー運用 5分
5 社内アプリケーションへのアクセスを確認する アプリケーション 15分

データベースのリストア

データベースの障害を引き起こす事象から復旧するために必要なアクション項目。

# アクション 分野 SLA
1 保守Webページを設定する サーバー運用 15分
2 各フロントエンドにアクセスしてすべてのOutSystemsのサービスを停止する サーバー運用 30分
3 データベースのリストア バックアップ 4時間
4 データベースを確認する データベース
5 各フロントエンドにアクセスしてすべてのOutSystemsのサービスを開始する サーバー運用 1時間
6 アプリケーションのランタイムを確認してスモークテストを実行する アプリケーション 1時間
7 保守Webページとインターネットアクセステストを設定解除する サーバー運用 15分

完全復旧

完全復旧を実現するために必要なアクション項目。

# アクション 分野 SLA
1 保守WebページがあるWebサーバーにロードバランサをリダイレクトする サーバー運用 30分
2 データベースのリストア バックアップ 4時間
3 データベースを確認する データベース 15分
4 仮想マシンのスナップショットを復元する サーバー運用 4時間
5 サーバーにアクセスしてすべてのOutSystemsのサービスを開始する サーバー運用 1時間
6 リストアされた各サーバーからhttp://localhost/ServiceCenterにアクセスしてOutSystemsのステータスを確認する サーバー運用 30分
7 アプリケーションのランタイムを確認してスモークテストを実行する アプリケーション 1時間
8 保守Webページとインターネットアクセステストを設定解除する サーバー運用 15

追加情報

OutSystemsプラットフォームを設定する方法の詳細については、「OutSystemsのインフラを設計する」のガイドをご覧ください。

  • Was this article helpful?