Configuration Toolのコマンドラインリファレンス
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Configuration Toolを使用すると、OutSystemsサーバーを構成できます。
Configuration Toolのコマンドラインのデフォルトパスは、以下のとおりです。
C:\Program Files\OutSystems\Platform Server\ConfigurationTool.com
エラーが発生した場合、Configuration Toolのコマンドラインは0以外の値を返します。
構文
ConfigurationTool.com
| /SetupInstall [<プラットフォームデータベースの管理者ユーザー名> <プラットフォームデータベースの管理者パスワード> <ロギングデータベースの管理者ユーザー名> <ロギングデータベースの管理者パスワード>] [/SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>]
| /UpgradeInstall [<統合認証の管理者パスワード>] [/SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>]
| /RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
| /SCInstall
| /UpgradeSystemComponents
| /UpgradePublishedApplications
| /GenerateTemplates
| /ClearInternalNetwork
| /UploadLicense <ライセンスファイル> <Platform Serverの管理者ユーザー> <Platform Serverの管理者パスワード>
| /RegenerateSettingsKey
| /GetSerial
| /SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>
| /GetDeploymentZones
| /ModifyDeploymentZone <デプロイメントゾーン名> <デプロイメントゾーンアドレス> [<httpsの有効化>]
| /CreateUpgradeCacheInvalidationService
| /EnableServerAPI
| /DisableServerAPI
| /UpgradeEnvironment
パラメータ
/SetupInstall [<プラットフォームデータベースの管理者ユーザー名> <プラットフォームデータベースの管理者パスワード> <ロギングデータベースの管理者ユーザー名> <ロギングデータベースの管理者パスワード>] [/SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>]
-
server.hsconf
構成ファイルを使用して、OutSystemsプラットフォームおよびロギングデータベースモデルを作成またはアップグレードします。また、
server.hsconf
で別のプラットフォームデータベースやロギングデータベースを指定する場合、ロギングデータベースを作成またはアップグレードするために必要な資格情報も指定する必要があります。Oracleデータベースの場合、管理者のユーザー名とパスワードの指定は不要です。
オプションの
/SetPlatformServerAdminPassword
パラメータでパスワードを指定する場合、Platform Serverのadmin
ユーザーのパスワードを設定します。 /UpgradeInstall [<統合認証の管理者パスワード>] [/SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>]
-
データベースが存在するかどうかや権限が適切かどうかを検証せずに、OutSystemsプラットフォームおよびロギングデータベースモデルをアップグレードします。
管理者パスワードはオプションです。サーバー構成ファイルにパスワードが保存されていない場合の統合認証でのみ使用されます。
オプションの
/SetPlatformServerAdminPassword
パラメータでパスワードを指定する場合、Platform Serverのadmin
ユーザーのパスワードを設定します。 /RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
-
セッションデータベースモデルをアップグレードします。指定されたユーザー名とパスワードは、これらの処理を実行する権限を持つユーザーのものである必要があります。
/SCInstall
-
Configuration Toolの完了後、Service Centerのインストールを強制的に実行します。
/UpgradeSystemComponents
-
構成設定を適用した後、システムコンポーネントのインストールまたはアップグレードを強制的に実行します。
/UpgradePublishedApplications
-
構成設定を適用した後、パブリッシュ済みアプリケーションのアップグレードを強制的に実行します。
/GenerateTemplates
-
サポートされる各データベースエンジンのサーバー構成ファイル(
.hsconf
)のテンプレートをPlatform Server\docs
に生成します。 /ClearInternalNetwork
-
内部ネットワークの設定をリセットします。これにより、社内アプリケーションに任意のアクセス元からアクセスできるようになります。
/UploadLicense <ライセンスファイル> <Platform Serverの管理者ユーザー> <Platform Serverの管理者パスワード>
-
ライセンスファイルをアップロードし、ライセンスが有効かどうかを確認します。
この操作を実行するには、有効なService Centerの管理者ユーザーの資格情報を指定する必要があります。
Service Centerアプリケーションが実行されている必要があります。 /RegenerateSettingsKey
-
新しいprivate.keyファイルを生成します。
/GetSerial
-
このインストールのシリアルナンバーを出力します。
/SetPlatformServerAdminPassword <Platform Serverの管理者パスワード>
-
Platform Serverの管理者ユーザーがアクティブな場合、管理者ユーザーのパスワードを定義します。
注記: 統合認証を使用している場合、このコマンドは機能しません。 /GetDeploymentZones
-
現在のインストールの構成済みデプロイメントゾーンを一覧表示します。データはJSON形式で表示され、
/ModifyDeploymentZone
で操作できる関連設定(構成名、アドレス、HTTPS有効化のステータス)に限定されます。 /ModifyDeploymentZone <デプロイメントゾーン名> <デプロイメントゾーンアドレス> [<httpsの有効化>]
-
デプロイメントゾーンのアドレスやHTTPSの有効化設定を変更します。
<デプロイメントゾーン名>
は、変更するデプロイメントゾーンです。この引数では大文字と小文字を区別しません(例: 「GLOBAL」は「Global」にマッピングされます)。<デプロイメントゾーンアドレス>
は、対象デプロイメントゾーンの新しいアドレスです。[<httpsの有効化>]
は、オプションのBoolean型引数です。この引数が指定されていない場合、設定は変更されません。文字列「true」(大文字と小文字を区別しません)が指定されている場合、HTTPSの有効化設定は「true」に設定されます。その他の文字列が指定されている場合、HTTPSの有効化設定は「false」に設定されます。HTTPSの有効化設定に適用された値が表示されます。 /CreateUpgradeCacheInvalidationService
-
キャッシュ無効化サービスをインストールするか、構成ファイル(
server.hsconf
)で指定されたサービスを再構成します。 /EnableServerAPI
-
このPCのServer.APIとServer.Identityを有効にします。(Server.APIとServer.Identityは、デフォルトで有効になっています)。
/DisableServerAPI
-
このPCのServer.APIとServer.Identityを無効にします。これらを使用しない場合は、Service Centerが機能しなくなるため注意してください。
/UpgradeEnvironment
-
Service Centerとシステムコンポーネントをインストールし、パブリッシュ済みアプリケーションをアップグレードします。以前に実行済みの手順がある場合は、スキップされます。
例
ConfigurationTool.com
/SetupInstall <プラットフォームデータベースの管理者ユーザー名> <プラットフォームデータベースの管理者パスワード> <ロギングデータベースの管理者ユーザー名> <ロギングデータベースの管理者パスワード>
/RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
/CreateUpgradeCacheInvalidationService
/SCInstall
Oracleのクリーンインストールを実行します。
ConfigurationTool.com
/SetupInstall
/RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
/CreateUpgradeCacheInvalidationService
/SCInstall
OutSystems 10(以下)からのアップグレードを実行します。
ConfigurationTool.com
/UpgradeInstall <統合認証の管理者パスワード>
/RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
/CreateUpgradeCacheInvalidationService
/SCInstall
OutSystems 11からのアップグレードを実行します。
ConfigurationTool.com
/UpgradeInstall <統合認証の管理者パスワード>
/RebuildSession <セッションデータベースの管理者ユーザー名> <セッションデータベースの管理者パスワード>
/SCInstall
「Global」デプロイメントゾーンのアドレスやHTTPSの有効化設定を変更します。
ConfigurationTool.com
/ModifyDeploymentZone "Global" <デプロイメントゾーンアドレス> [<httpsの有効化>]
Server.APIとServer.Identityを無効にします。
ConfigurationTool.com
/DisableServerAPI
Server.APIとServer.Identityを有効にします。
ConfigurationTool.com
/EnabelServerAPI
ロギング
デフォルトでは、Configuration Toolはログレベル4
(詳細)でのロギングが有効になっており、事前定義されたログファイルはC:\Windows\Temp\ConfigurationTool.log
として定義されています。
ログの構成の詳細については、「OutSystemsプラットフォームのロギングレベル(OSTrace)を変更する」のトピックをご覧ください。