計算
名前 | 説明 |
---|---|
Abs(Decimal) | 小数「n」の絶対値(符号なしの値)を返します。 |
Mod(Decimal, Decimal) | 「n」を「m」で割る小数の除算の剰余を返します。 |
Power(Decimal, Decimal) | 「n」の「m」乗を返します。 |
Round(Decimal, Integer) | 指定された「小数点以下の桁数」で端数処理された小数「n」を返します。 適用される端数処理は、関数の使用場所によって異なります。 - クライアント側とサーバー側のロジックのExpressionでは、最近接偶数への丸めの方法が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は最も近い偶数の整数に丸める)。 - SQL ServerまたはOracleデータベースにクエリを実行するAggregateでは、四捨五入(0.5は0から離れた数に丸める)が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は0から離れた数に丸める)。 - iDB2データベースにクエリを実行するAggregateでは、四捨五入(0.5は切り上げ)が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は切り上げ)。 |
Sqrt(Decimal) | 小数「n」の平方根を返します。 |
Trunc(Decimal) | 「n」の小数部分を削除して整数に切り捨てられた小数「n」を返します。 |
Abs
小数「n」の絶対値(符号なしの値)を返します。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
- ローカルストレージ: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
絶対値を抽出する数値。
出力
型: Decimal
例
Abs(-10.89) = 10.89
Mod
「n」を「m」で割る小数の除算の剰余を返します。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: 関数は、Aggregateが実行される前に評価されます。
- ローカルストレージ: 関数は、Aggregateが実行される前に評価されます。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
剰余演算の被除数。 - m
- 型: Decimal。必須。
剰余演算の除数。
出力
型: Decimal
例
Mod(10, 3) = 1
Mod(4, 3.5) = 0.5
Power
「n」の「m」乗を返します。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: 関数は、Aggregateが実行される前に評価されます。
- ローカルストレージ: 関数は、Aggregateが実行される前に評価されます。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
基数の値。 - m
- 型: Decimal。必須。
指数の値。
出力
型: Decimal
例
Power(100, 2) = 10000
Power(-10.89, 2.3) = 0
Power(-10.89, -5) = -6.52920946044017E-06
Round
指定された「小数点以下の桁数」で端数処理された小数「n」を返します。
適用される端数処理は、関数の使用場所によって異なります。
- クライアント側とサーバー側のロジックのExpressionでは、最近接偶数への丸めの方法が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は最も近い偶数の整数に丸める)。
- SQL ServerまたはOracleデータベースにクエリを実行するAggregateでは、四捨五入(0.5は0から離れた数に丸める)が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は0から離れた数に丸める)。
- iDB2データベースにクエリを実行するAggregateでは、四捨五入が適用されます(最も近い整数に四捨五入。0.5は切り上げる)。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
- ローカルストレージ: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
端数処理する小数 - fractionalDigits
- 型: Integer。
「n」を端数処理する小数点以下の桁数を指定するために使用します。デフォルト値は0。注記: Aggregateでは、このパラメータは指定しません。
出力
型: Decimal
例
クライアント側とサーバー側のロジックのExpressionで使用する場合:
Round(-10.89) = -11
Round(-5.5) = -6
Round(9.3) = 9
Round(2.5) = 2
Round(3.5) = 4
Round(9.123456789, 5) = 9.12346
SQL ServerまたはOracleデータベースにクエリを実行するAggregateで使用する場合:
Round(-10.89) = -11
Round(-5.5) = -6
Round(9.3) = 9
Round(2.5) = 3
Round(3.5) = 4
iDB2データベースにクエリを実行するAggregateで使用する場合:
Round(-10.89) = -11
Round(-5.5) = -5
Round(9.3) = 9
Round(2.5) = 3
Round(3.5) = 4
Sqrt
小数「n」の平方根を返します。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
- ローカルストレージ: 関数は、Aggregateが実行される前に評価されます。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
平方根を計算する数値。
出力
型: Decimal
例
Sqrt(2.3) = 1.51657508881031
Trunc
「n」の小数部分を削除して整数に切り捨てられた小数「n」を返します。
使用可能箇所:
- サーバー側ロジック: 可
- クライアント側ロジック: 可
- データベース: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
- ローカルストレージ: Aggregateのアトリビュートで使用可能です。
パラメータ
- n
- 型: Decimal。必須。
切り捨てる数値。
出力
型: Decimal
例
Trunc(-10.89) = -10
Trunc(7.51) = 7