クライアント変数
クライアント変数を使用すると、モバイルアプリとリアクティブWebアプリのクライアント側でキーと値の形式の基本データ型を保存できます。これを利用して構成やアプリのコンテキストデータなどをキャッシュに保存することができます。環境全体のすべてのクライアント変数で利用可能なデータの量は、ブラウザに依存します。
クライアント変数の値は同じ環境内の様々なアプリ間で共有されます。ただし、これには以下の条件があります。
- アプリのユーザープロバイダが同じである
- アプリが同じブラウザで実行されている
クライアント変数を以下の中で使用することにより、クライアント変数の値をアプリ全体で共有することができます。
- 公開ブロック
- Publicクライアントアクション
ユーザーがアプリからサインアウトするか、プラットフォームによって自動的にサインアウトされると、クライアント変数はそれぞれのデフォルト値にリセットされます。ただし、クライアント変数を使用して機密情報や秘密情報を保存しないでください。
クライアント変数を作成する
クライアント変数を追加するには、[Data]タブをクリックして、[Client Variables > Add Client Variable]をクリックします。
プロパティ
名前 | 説明 | 必須 | デフォルト値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Name | 画面、アクション、モジュールといった、定義されているスコープ内の要素を識別します。 | Yes | ||
Description | 要素を文書化するテキスト。 | 文書化の際に便利です。 このプロパティの最大サイズは2,000文字です。 |
||
Data Type | 変数のデータ型。 | Yes | ||
Default Value | この要素の初期値。未定義の場合、データ型のデフォルト値が使用されます。 | セッション変数のデフォルト値はリテラルにする必要があります。 |