アプリケーションの作成者を制御する
OutSystemsの権限モデルを使用して、環境内に新しいアプリケーションを作成できるユーザーを、ITアーキテクトなどの一部のユーザーに限定することができます。
この例では、以下のようにします。
-
初級開発者は各チームのアプリケーションの表示と操作のみを行うことができるようにし、新しいアプリケーションの作成はできないようにします。
-
アーキテクトはチームのアプリケーションを作成できるようにします。
これを行うには、初級開発者を以下のように構成します。
-
Access(アクセス)権限レベルを持つ新しいロールを作成します。
-
すべての初級開発者のためにITユーザーを作成し、この新しいロールをデフォルトロールとして設定します。これにより、すべての初級開発者に環境へのログインのみを許可する基本権限を定義し、どのアプリケーションにもアクセスできないようにします。
-
Change and Deploy Applications(アプリケーションの変更とデプロイ)権限レベルを持つJunior Developerという別のロールを作成し、Create Applications(アプリケーションの作成)権限を「OFF」に設定します。
-
Junior Developerロールを持つ初級開発者を各チームに追加します。これにより、初級開発者がチーム内の既存のアプリケーションに対する変更を行うことができるようになります。ただし、新しいアプリケーションを作成することはできません。
次に、アーキテクトを以下のように構成します。
-
Change and Deploy Applications(アプリケーションの変更とデプロイ)権限レベルを持つArchitectという新しいロールを作成し、Create Applications権限を「ON」に設定します。
-
Architectロールを持つアーキテクトを各チームに追加します。
これにより、アーキテクトがLifeTimeを使用して、チーム内で直接新しいアプリケーションを作成できるようになります。新しいアプリケーションは、対応するチームに自動的に追加されます。その結果、チームに対するChange and Deploy Applications権限レベルを持つ初級開発者は、Service Studioを使用して新しいアプリケーション内にモジュールを作成することができます。