自動デプロイツールを使用してアプリケーションをコンテナにデプロイする
はじめに以下の条件を確認してください。
- OutSystemsアプリケーションをコンテナで動作させるうえでの「制限、ネットワークアーキテクチャ、要件」を把握していること。
- 自動デプロイツールで作業を進める前に、対象となるコンテナホスティングテクノロジーに関する「手動デプロイプロセス」を読んでおくこと。
自動デプロイツール、具体的にはJenkinsのようなCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)プラットフォームを使用して、アプリケーションをコンテナにデプロイします。
自動デプロイツールは、以下の要件を満たす必要があります。
- 自動デプロイツールで定義されたURLトリガーハンドラが、HTTPの「GET」リクエストに応答できること。
- 各URLトリガーハンドラはOutSystemsに対し、タスクが開始されたという2xx OK同期レスポンスを早急に返す必要があること。
- 各自動化ジョブは対応するタスクの最後に、タスクが完了したという要求された結果ファイル(ファイルの拡張子が
.preparedone
、.deploydone
、.configsdone
、または.undeploydone
extension)を作成する必要があること。
OutSystems 11の任意のデプロイメントゾーンに対し、自動アプリケーションデプロイを構成するには、以下の手順に従います。
- OutSystemsアプリケーションのあらゆるデプロイ手順に対応するために、ユーザーが選んだ自動デプロイツールで様々なジョブを定義します: 「Preparing Deploy(デプロイの準備)」、「Deploy(デプロイ)」、「Update Configs(構成の更新)」、「Undeploy(アンデプロイ)」)。
- コンテナにバインドされたアプリケーションのデプロイメントゾーンを「自動デプロイ」モードに設定します。
- アプリケーションのすべてのデプロイ手順に対応するジョブ実行のトリガーとなるURLを設定します。
以下の図は、CI/CDツールによるアプリケーションのデプロイに伴う、CI/CDツール側とOutSystems側双方のアクションの概要を示しています。
注記: 構成の更新手順とアンデプロイ手順は、簡潔にするために省略しています。これらの手順で必要となるアクションの詳細については、「[Automatic Deployment]フィールド」をご覧ください。
構成されたURLトリガーを呼び出す場合、OutSystemsは、以下のクエリ文字列パラメータをアプリケーションデプロイデータとともにURLに追加します。
- Address
- ApplicationName
- ApplicationKey
- OperationId
- TargetPath
- ResultPath
- ConfigPath
- ModuleNames
これらのパラメータ名はOutSystems用に予約されており、デプロイメントゾーンで構成されたURLトリガーでは使用できません(実行時にプラットフォームによって最後のURLトリガーに追加されます)。
こうした予約済みクエリ文字列パラメータの値はすべて、Base64エンコードを使ってシリアライズされます。デプロイメントゾーンの構成でユーザーが設定した他のクエリ文字列値は、すべて定義どおりです。
「デプロイの準備」のURLトリガーハンドラを呼び出す前に、「ResultPath」にプラットフォームが作成したアプリケーションバンドルZIPファイルのファイル名は、以下のように定義されます。
<アプリケーションキー>_<操作ID>.zip
これらパラメータの詳細については、「[Automatic Deployment]フィールド」をご覧ください。
OutSystemsアプリケーションをコンテナに自動デプロイする方法に関する順を追った説明は、「「LifeTime API v2およびJenkinsを使用したコンテナな自動デプロイ方法」」をご覧ください。