バージョンをタグ付けする
アプリケーションの開発状態のスナップショットを取得し、バージョン番号を関連付けることを、LifeTimeでは「アプリケーションバージョンをタグ付けする」と表現します。アプリケーションをデプロイする場合、タグ付けされたバージョンを選択すると、LifeTimeがタグ付けした時点と同じ開発状態のアプリケーションをデプロイできます。
アプリケーションへのタグ付けは、主に開発のマイルストーンに達した場合に行います。
- アプリケーションにタグをつけます。
- 開発を継続します。
- タグ付けされているアプリケーションのバージョンを、テストのため別の環境にデプロイします。
モバイルアプリにタグをつける場合は、モバイルパッケージにタグをつけることができる[Mobile Versions]という追加のセクションがあります。ただし、プラットフォームが新しいパッケージを生成せず自動的にアプリを更新するため、この操作は頻繁には使用しません。一部の「更新シナリオ」では、新しいパッケージにタグをつけて生成する必要があります。
以下に、アプリケーションへのタグ付けの例を示します。
Webアプリケーションとモバイルアプリケーションにタグをつける
この例では、Development環境に以下の2つのアプリケーションがあります。
- モバイルアプリ(MyApp)
- Webアプリケーション(MyWebApp)
これらは開発のマイルストーンに達しており、タグ付けする必要があります。
プラス(+)記号は、最後のタグ付け以降にアプリケーションが変更されていることを意味します。
##モバイルアプリにタグをつける
モバイルアプリにタグをつけるには、以下の手順を実行します。
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[MyApp]をクリックして、詳細を表示します。
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Development環境の[TAG VERSION]ボタンをクリックします。
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バージョンを「0.2」に設定して説明を入力します。[Mobile Versions]セクションのAndroidプラットフォームにもプラス(+)記号があります。これは、アプリの変更に伴って新しいモバイルパッケージのタグ付けと生成を行う必要があることを意味します。ネイティブプラットフォームのモバイルバージョンも設定します。モバイルバージョンが前のバージョンより大きくなっていることを確認します。
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[TAG VERSION]ボタンをクリックして終了します。
これでモバイルアプリがタグ付けされました。新しいパッケージが生成されていることを確認してからQualityにデプロイします。
モバイルパッケージのバージョン
新しいモバイルパッケージを生成する必要がある更新シナリオでは、LifeTimeでのタグ付けの際にパッケージの新しいモバイルバージョンを設定する必要があります。この新しいモバイルバージョンは前のバージョンより大きい必要があります。
LifeTimeでこのようなモバイルバージョンの制限が適用されるのは、現在のバージョンより小さいバージョン番号を使用してモバイルアプリの新しいバージョンをパブリッシュすることができないという、公開アプリストアの同様の制限に準拠するためです。LifeTimeではアプリストアでパブリッシュ済みのバージョンを確認できないため、タグ付けの際により小さいモバイルバージョンを設定することを制限しています。
この制限に対応するため、アプリストアのリリース間の開発サイクル期間中にモバイルバージョンを増やす際、新しいアプリストアのリリースで使用する次回のバージョン値を超えないようにする必要があります。
以下に例を示します。
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モバイルアプリをアプリストアにバージョン1.0としてリリースします。ストアでの次のリリースは、バージョン2.0になります。
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バージョン2.0の開発サイクル期間中に、開発チームは新しいモバイルパッケージを生成する必要があります。
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そのため、開発サイクル期間中に開発者が新しいモバイルパッケージを生成する必要がある場合、モバイルバージョンを常に2.0より小さくする必要があります。たとえば、中間リリースの可能性があるかどうかに応じて、1.1、1.2、1.3や1.0.1、1.0.2、1.0.3などのバージョン番号を使用できます。
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モバイルバージョン2.0は、アプリケーションの新しいリリースをアプリストアにパブリッシュできるようになった場合にのみ使用します。
Webアプリケーションにタグをつける
Webアプリケーションにタグをつけるには、以下を実行します。
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[MyWebApp]をクリックして、詳細を表示します。
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Development環境の[TAG VERSION]ボタンをクリックします。
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バージョンを「0.3」に設定して説明を入力します。
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[TAG VERSION]ボタンをクリックして終了します。
Webアプリケーションがタグ付けされ、いつでもQualityにデプロイできる状態になります。