アプリケーションをデプロイする
LifeTimeでタグが付いたバージョンのアプリケーションをデプロイするには、ある環境からアプリケーションのバージョンを取得して、別の環境にデプロイします。タグが付いたバージョンのアプリケーションを選択すると、LifeTimeはタグ付けを行った時点と同じ開発状態でデプロイします。
以下は、LifeTimeでアプリケーションをデプロイする場合の例です。
Webアプリケーションとモバイルアプリケーションをデプロイする
この例では、以下の2つのアプリケーションをDevelopment環境で開発中です。
- モバイルアプリ(MyApp)
- Webアプリケーション(MyWebApp)
マイルストーンに到達し、アプリケーションをQualityでテストする準備ができました。アプリケーションは以下のようにタグ付けされています。
- モバイルアプリはバージョン0.2にタグ付け
- Webアプリケーションはバージョン0.3にタグ付け
両方のアプリケーションをQualityにデプロイするには、以下の手順を実行します。
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DevelopmentとQualityの間にある[Deploy...]ボタンをクリックします。
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[Add Applications]を選択して、デプロイするアプリケーションを選択します。[Add All Applications]から、デプロイ計画にすべてのアプリケーションを追加することもできます
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前の手順で[Add Applications]を選択した場合は、デプロイするアプリケーションを検索します。アプリケーションの差異でフィルタリングしたり、アプリケーション名で検索したりすることができます。
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デプロイするアプリケーションを選択し、[Add to Deployment Plan]ボタンをクリックします。
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デプロイオプションで、MyAppの[DEPLOY 0.2]、MyWebAppの[DEPLOY 0.3]を選択します。
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[VALIDATE NOW]をクリックして、Qualityでのデプロイを検証します。
注記: LifeTimeで、計画に含まれるアプリケーションの変更がソース環境またはターゲット環境で検出された場合、[Refresh Applications]リンクが表示されます。これをクリックすると、計画に含まれるアプリケーションを更新することができます。
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デプロイに問題はありません(いずれも緑色)。[CONTINUE]をクリックして次に進みます。
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Deployment Notesを入力し、[Deploy Now]ボタンをクリックしてデプロイを実行します。
デプロイが完了すると、どちらのアプリケーションも両方の環境でタグのバージョンが同じになります。
デプロイが正常に完了した場合、デプロイ計画の進捗画面に[Reuse Plan]リンクが表示されます。デプロイ計画を再利用することで開発時間を短縮できます。
デプロイが中止された場合、デプロイ計画の進捗画面に[Retry Plan]リンクが表示されます。計画を再試行すると、元の計画のコピーが作成されます。それをカスタマイズしてからもう一度実行することができます。
注記: すでにモバイルアプリパッケージを生成する構成になっているモバイルアプリをデプロイする場合、アプリケーションに変更を加えると新しいアプリケーションパッケージが生成される場合があります。ご注意ください。アプリケーションのアイコンやメインカラーの変更などがこれにあたります。
ユーザーに新しいアプリケーションパッケージのインストールを求める場合は、こちらをご覧ください。
異なるターゲット環境にデプロイする
OutSystemsインフラに複数のパイプラインがある場合、アプリケーションをデプロイするときに、異なるパイプラインに属する特定のターゲット環境を選択することが必要となる可能性があります。
デプロイのターゲット環境を変更するには、以下の手順を実行します。
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ソース環境名の右側にある[Deploy...]ボタンをクリックします。
たとえば、アプリをDevelopmentからQuality P2にデプロイする場合、ソース環境はDevelopmentです。
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デプロイするアプリケーションを1つまたは複数選択するよう求められた場合は、[Cancel]を押します。最初に目的のターゲット環境を選択します。
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ターゲット環境名(この例では「Quality P1」)をクリックしてドロップダウンを開きます。
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ポップアップメニューで目的のターゲット環境を選択します。この例では、「Change environment to Quality P2」を選択しました。
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前のセクションの説明に従って、アプリをデプロイ計画に追加し、計画を検証し、デプロイを開始します。
デプロイ計画に含まれるアプリケーションを更新する
デプロイ計画を作成してアプリケーションを追加した後、ソース環境またはターゲット環境で計画に含まれるアプリケーションに関連する変更があった場合、OutSystemsで通知が表示されます。
以下のような変更が検出されます。
- ソース環境で、計画に含まれるアプリケーションのモジュールをパブリッシュ/移動する
- ターゲット環境で、アプリケーションのいずれかのモジュールをパブリッシュ/移動する
- ソース/ターゲット環境で、計画に含まれるアプリケーションにバージョンをタグ付けする
これらのいずれかの変更が検出されると、デプロイ計画の作成画面のページタイトルヘッダーの下に[Refresh Applications]リンクが表示されます。
現在の計画に含まれるアプリケーションを更新するには、[Refresh Applications]をクリックします。
更新操作では、以下が実行されます。
- デプロイ計画のソース環境とターゲット環境で表示されるバージョンが更新されます。
- [Tag & Deploy]オプションが選択されているアプリケーションが最新のコードとともにデプロイされます。
- 計画外で作成された新しいタグがあれば、デプロイオプションに表示されます。それを選択してデプロイすることができます。
- 以前選択されたデプロイオプションは、使用できなくなった場合を除き、すべて保持されます。