高度なエクステンションを使用する
SOAP Webサービスを利用すると、独自の.NETコードを使用して、接続を変更したり、リクエストやレスポンスのメッセージをカスタマイズしたりできます。
高度な拡張シナリオを実装するための一般的なワークフローは以下のとおりです。
- 1.OutSystemsのエクステンションの設定
- Integration Studioで新しいエクステンションを作成し、必要なアクションを定義します。
- 2..NETコードの実装
- エクステンションのソースコードを編集するために、[Edit Source Code .NET]をクリックしてVisual Studio .NETを開きます。
プロジェクトのプロパティを編集して、プロジェクトのターゲットフレームワークを「.NET Framework 4.6.1」に設定します。
必要なアセンブリ参照を追加します。
引き続きVisual Studioで、SOAP Extensibility APIから必要な機能を使用してアクションのロジックを実装します。完了したら、Visual Studioを閉じます。
Integration Studioで、エクステンションをパブリッシュします。 - 3.エクステンションの使用
-
Service Studioで、必要なアクションへの依存関係をエクステンションから追加します。
要素ツリーでSOAP Webサービス要素を選択し、OnBeforeRequestプロパティに新しいSOAPコールバックを作成します(このコールバックの名前は「OnBeforeRequestAdvanced」です)。コールバックフローを開き、ユースケースに応じて目的のエクステンションのアクションをフローにドラッグします。
注記: SOAP Extensibility APIを使用するエクステンションのアクションは、SOAPコールバックフローのコンテキストでのみ使用できます。
SOAPの拡張のユースケースの例
OutSystemsは、SOAP Advanced Extensibilityの一般的なユースケースの実装方法に関するガイドラインを提供しています。詳細については、このページのサブトピックをご覧ください。
OutSystemsはSOAP Extensibility SamplesというForgeコンポーネントを提供しています。このコンポーネントには、SOAP Extensibility APIを使用して多数のSOAP拡張ユースケースを実装したサーバーアクションが含まれています。
このコンポーネントで提供されるサーバーアクションは、アプリケーションで直接使用することや、独自の拡張ユースケース実装の開始点として使用することができます。
このセクションの記事
- 例: 実行時にサービスのエンドポイントを変更する
- SOAP Extensibility APIを使用して実行時にサービスのエンドポイントを変更する方法を説明しています。
- 例: WS-Addressing要素をSOAPリクエストに追加する
- SOAP拡張APIを使用してWS-Addressing要素をSOAPリクエストに追加する方法について説明しています。
- 例: HTTPヘッダーを追加する
- SOAP拡張APIを使用してHTTPヘッダーを追加する方法を説明しています。
- 例: SOAPヘッダーを追加する
- SOAP拡張APIを使用してSOAPヘッダー要素を追加する方法を説明しています。
- 例: クライアント証明書を使用して認証する
- クライアント証明書によるSOAPリクエスト認証のサポートを、SOAP Extensibility APIを使用して追加する方法を説明しています。
- 例: 異なる文字エンコードを使用する
- SOAP Extensibility APIを使用して異なる文字エンコードのサポートを追加する方法を説明しています。
- 例: MTOMを使用する
- SOAP Extensibility APIを使用してMessage Transmission Optimization Mechanism(MTOM)のサポートを追加する方法を説明しています。