SAPリモート関数のトラブルシューティングをする
アプリケーションをSAPと連携する際に、問題が発生することがあります。OutSystemsには、これらのトラブルシューティングに役立つ機能とツールが含まれています。
以下の方法で、SAPリモート関数呼び出しのトラブルシューティングを行うことができます。
- OutSystemsが取得したログを確認する。
- アプリケーションをデバッグする。
ログを確認する
SAPリモート関数への呼び出しで例外が発生した場合は、以下の手順を実行してログにアクセスします。
- OutSystems環境の管理コンソール(Service Center)に移動します。
- [Monitoring]セクションに移動し、[Integrations]を選択します。
- [Type]で[
SAP
]を選択します。 - [Filter]をクリックします。
このロギングは、SAPに対して行われたすべてのリクエストを表示します。
ロギングレベルを設定する
SAPとの間で送受信される情報の詳細が必要な場合は、SAP接続のロギングレベルを変更します。
- OutSystems環境の管理コンソール(Service Center)に移動します。
- [Factory]セクションに移動し、アプリケーションを開きます。
- SAP連携を含むモジュールを開きます。
- [Integrations]タブを選択し、SAP接続名をクリックして編集します。
- [Logging Level]を
Full
に設定します。 - [Apply]をクリックします。
これでリクエストとレスポンスが完全にログに記録されるようになりました。また、SAPへの呼び出しの新しいログには常にリンクがあります。
- 詳細: 成功した呼び出しの完全な情報にアクセスできます。
- エラー: エラーのある呼び出しの情報すべてにアクセスできます。
リンクをクリックし、ページ下部にある[Download Trace]ボタンを押します。 SAP実行が失敗した場合、出力パラメータ値が返されないためログに記録されません。ご注意ください。
SAPへの呼び出しをデバッグする
SAPからエラーメッセージが返されないなどの理由でSAPへの呼び出しのログが問題の理解に役立たない場合、SAPリモート関数の呼び出しでデバッガを使用します。デバッガを使用すると、SAPシステムとの間で送受信された値を確認することができます。