プロセスをアップグレードする
変更したプロセスフローを含むeSpaceをパブリッシュすると、変更前のプロセスフローに基づいて実行中のプロセスインスタンスはすべて、OutSystemsにより自動的にアップグレードされます。ただしアップグレードに成功するかどうかは、プロセスフローに行った変更の種類と、プロセスインスタンスの現在の実行状態に依存します。影響分析により、プロセスインスタンスをサスペンドするか、アップグレードして新しいプロセスフローを実行するかどうかを判断します。
影響分析
プロセスを設計する際には、変更前のバージョンのプロセスフローを実行しているすべてのアクティブなプロセスインスタンスを対象に、プロセスフローの変更による影響を分析します。影響のある変更には、以下のようなものがあります。
- フローのアクティビティの追加または削除
- フローのアクティビティの順序の変更
- コネクタの追加・削除
- 必須プロセス入力パラメータの追加または削除
- アクティビティ出力パラメータの追加または削除
- プロセス入力パラメータの型の変更
- アクティビティ出力パラメータの型の変更
影響分析の実行
影響分析の実行方法には、以下の2つの方法があります。
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Effective: 影響分析は自動的に実行され、プロセスインスタンスはService Studio、Service Center、またはLifeTimeでデプロイするたびに、実際にアップグレードまたはサスペンドします。
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Preview: 影響分析をプレビューモードで実行します(アップグレードまたはサスペンドは実際には行われません)。Service Centerでアプリケーションをアップロードして、影響分析を実行します。
実行がサスペンドされたすべてのプロセスインスタンスは、実行を継続するか停止するかどうかをService Centerで分析し判断する必要があります。