プロセスフローの出力パラメータ
プロセスのプロセスフローを設計する際には、プロセスフローのプロセスアクティビティ間で情報の受け渡しができます。そのためには、プロセスアクティビティに出力パラメータを追加して、フローパス上の後続プロセスアクティビティに情報を渡します。各プロセスアクティビティには、自身の出力パラメータに対する読み取り権限と書き込み権限、他のプロセスアクティビティの出力パラメータに対する読み取り専用権限が与えられています。出力パラメータはそれを所有するプロセスアクティビティによって書き込まれ、フローパス上の後続プロセスアクティビティによって読み取られます。
プロセスフロー内のプロセスアクティビティによって設定された出力パラメータを、そのプロセスフローの設計対象であるプロセスが持つこともできます。プロセスの出力パラメータに対する読み取り権限と書き込み権限は、次のとおりです。
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プロセスフロー: プロセスフロー内で操作している間は、プロセスの出力パラメータに対して読み取り権限と書き込み権限を持ちます。
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プロセス実行: プロセスフロー内にExecute Processアクティビティが存在する場合、このプロセスアクティビティの出力パラメータが実行プロセスの出力パラメータとなり、読み取り専用権限が与えられます。
出力パラメータのデフォルト値
出力パラメータが設定されていない場合は、読み取り時にデフォルト値が返されます。デフォルト値は現在パブリッシュ中のプロセス内で定義されます。しかし、プロセス実行中に新しいバージョンがパブリッシュされた場合、デフォルト値のすべての変更は即座に反映されます。
プロセスの実行が終了すると、書き込まれなかったプロセスの出力パラメータはすべてデフォルト値に設定されます。入力パラメータのデフォルト値についても同じ規則が適用されます。