iOS用モバイルアプリでHTTPリクエストを検査する
アプリのネットワークアクティビティを確認するには、ネットワークインスペクタを使用します。ネットワークインスペクタのユーザーインターフェイスには、ツールバーとネットワークトラフィックの詳細を表示する画面を開くボタンがあります。
ネットワークインスペクタはMABS 6.0以降で作成されたデバッグビルドで使用できます。これより前のバージョンのMABSで構築されたアプリの場合、SafariのWebインスペクタを使用してください。
iOSでネットワーク検査を有効にして開く
iOSデバイスでネットワーク検査画面を有効にして開くには、以下の手順を実行します。
- アプリを起動します。権限ダイアログが表示されます。
- [App would like to send you notifications]で[Allow]をタップします。
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画面上に0.5秒間程度指を3本置きます。このジェスチャは、いつでもアプリのどこからでも実行できます。
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ネットワークツールバーが表示されます。[Network]をタップします。
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iOSのデフォルトでは、ネットワークデバッグが無効になっています。これを有効にする必要があります。[Settings]ボタンをタップし、[Network Debugging]オプションを有効にします。完了したら[Done]をタップします。
設定ボタン:
デバッグ設定:
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最後に、[Network]ボタンをタップしてすべてのリクエストを表示します。リクエストをタップすると、詳細が表示されます。
通知権限の付与とネットワークでバッグの有効化を行う必要があるのは、1度のみです。その後は、3本指ジェスチャでツールバーを表示できます。
注記
- リストには[Network Debugging]オプションが有効になった後のリクエストのみが追加されます。リストが空の場合やリクエストが少ない場合は、アプリを再起動してもう一度ネットワークリクエスト画面を開いてください。
- この機能は、そのデバイスのアプリでのみ有効になります。アプリを新しくインストールした場合は、もう一度権限を設定してネットワークデバッグをオンにする必要があります。
- 通知プロンプトを無視した場合、他の目的で通知を使用するアプリの動作に影響を及ぼす可能性があります。
- ネットワークインスペクタ機能は、iOSの開発ビルドとAndroidのデバッグビルドの各ネイティブビルドタイプで使用できます。
Androidでのネットワーク検査
ネットワーク検査画面のターゲットOSは、iOSです。Androidにもこの機能を使用できますが、以下の点に留意する必要があります。
- Androidでは、アプリでネットワークツールバーを表示するためにオーバーレイ権限が必要です。[Allow display over other apps]オプションをオンにしてください。
- WebViewによって読み込まれるリソースは、Androidの画面では表示されません。すべてのリクエストを表示するには、Chromeを使用することを推奨します。
- デバイスのビルトインアクションですでに3本指ジェスチャが使用されている場合があります。ネットワークインスペクタを使用する前にデバイスのジェスチャ設定を確認し、ジェスチャをオフにしてみてください。