ブレークポイント
Service Studioのブレークポイントは、デバッグのためにスレッドの実行をサスペンドする地点となる要素をマークします。
ブレークポイントは、Comment要素を除く以下のすべての要素に追加することができます。
- プロセスフローの要素
- 画面またはブロックフローの要素(従来のWebアプリケーションのみ)
- アクションフローの要素
JavaScript要素の特定の行にブレークポイントを設定することはできません。設定対象となるのは要素そのもののみです。
また[Break On All Exceptions]オプションを設定すると、モジュールでブレークポイントを定義していなくても、例外発生時に実行がサスペンドされます。例外が発生すると、例外の発生した要素で実行が停止されます。例外ハンドラが定義されている場合、ハンドラの実行前に実行が停止されます。
モジュールの実行前にブレークポイントを追加するのが一般的ですが、デバッグセッション中に随時ブレークポイントを追加または削除することも可能です。
ブレークポイントはユーザー設定に保存されます。同じPCで作業する限り、設定したブレークポイントは再起動後もService Studioで利用できます。
ブレークポイントを追加・削除する
要素にブレークポイントを追加、削除するには、以下の手順を実行します。
- キャンバスまたはモジュールツリーの要素を右クリックします。
- ポップアップメニューにある[Add Breakpoint]または[Remove Breakpoint]オプションを選択します。
または:
- 要素をクリックして選択し、
F8
キーを押します。このショートカットで、ブレークポイントの追加/削除を切り替えることができます。
ブレークポイントが設定された要素には、小さな赤い丸が表示されます。
[Debugger]メニュー、または[Breakpoints]タブ内の任意の場所を右クリックすると表示されるコンテキストメニューで[Remove All Breakpoints]オプションを選択すると、すべてのブレークポイントを一度に削除することができます。
ブレークポイントを無効化する
ブレークポイントを削除せず一時的に無効化するには、以下の手順を実行します。
- キャンバスまたはモジュールツリーの要素を右クリックします。
- ポップアップメニューにある[Disable Breakpoint]オプションを選択します。
または:
- 要素をクリックして選択し、
Ctrl+F8
キーを押します。このショートカットで、ブレークポイントの有効/無効を切り替えることができます。
ブレークポイントが無効化された要素には、塗りつぶしなしの赤い丸が表示されます。
ブレークポイントを再有効化するには、同じ手順で[Enable Breakpoint]オプションを選択します。
[Debugger]メニュー、または[Breakpoints]タブ内の任意の場所を右クリックすると表示されるコンテキストメニューで[Disable All Breakpoints]オプションを選択すると、すべてのブレークポイントを一度に無効化することができます。