開発テスト用のモバイルアプリを生成・配布する
モバイルアプリの開発中、完成した一部をデバイス上でテストしたり、別のユーザーもテストできるように共有したくなることがあります。
OutSystemsでは、テスト用にモバイルアプリのモバイルアプリケーションパッケージを構築・生成し、それをデバイス上にインストールすることができます。また、iOS/Androidの配布プロセスに従って、パッケージを他のユーザーと共有することができます。
さらに、ネイティブアプリケーションパッケージを生成・インストールすることなく、OutSystems Nowアプリを使用して、デバイス上でモバイルアプリをテストすることもできます。モバイルデバイス上で、OutSystemsがサポートするプラグインを実行したりプレビューしたりすることもできます。OutSystems Nowは、開発中のアプリをコンテナにロードし、アプリとモバイル機能をシームレスに連携させることができるモバイルアプリです。OutSystems Nowを使用してデバイス上でモバイルアプリをプレビューする方法をご覧ください。
iOS用
はじめに
-
アプリをテストするには、Apple Developerアカウントで生成・構成された
iOS App Development
というタイプの証明書が必要です。証明書がない場合は、証明書を作成する方法をご覧ください。 -
開発したアプリをエンドユーザーグループのデバイスで起動できるようするには、適切なデバイスIDを使用して
iOS App Development
プロビジョニングプロファイルを設定する必要があります。プロビジョニングプロファイルを設定すると、開発したアプリケーションをAppleデバイス上で起動し、アプリサービスを利用できるようになります。プロビジョニングプロファイルがない場合は、プロビジョニングプロファイルを作成する方法をご覧ください。
Apple Developerアカウントでデバイスを登録する方法の詳細については、Apple Developer Webサイトをご覧ください。
モバイルアプリのiOSアプリを生成するための証明書およびプロビジョニングプロファイルを取得するには、Apple Developerアカウントが必要です。アカウントがない場合は、新しくApple Developerアカウントを作成してください。
iOSアプリパッケージ(IPA)の生成
アプリの開発テスト用iOSモバイルアプリパッケージは、Service StudioまたはService Centerで構成・生成・ダウンロードできます。
Service Studioを使用するには、以下の手順を実行します。
- モバイルアプリケーションパッケージを生成したいモバイルアプリケーションのアプリ詳細画面に移動します。[Native Platforms]タブを開きます。
- [Configure iOS App]ボタン、またはすでにiOSアプリを生成している場合はiOSの歯車アイコンをクリックします。
- [Build type]ドロップダウンメニューで[
Development
]オプションを選択します。 - プラットフォームが割り当てたデフォルトのアプリ識別子をそのまま使用するか、独自の識別子(
com.domain.appname
などの逆引きドメイン名表記に合致)を入力します。Apple Developerアカウントでも同じアプリ識別子を登録する必要があります。 iOS App Development
タイプの証明書およびプロビジョニングプロファイルを提供します。- [Generate App]をクリックします。
アプリ生成が完了したら、デバイスを使用してQRコードをスキャンするか、生成されたインストールリンクをコピーして、生成されたiOSアプリをインストールします。
Service Centerを使用するには、以下の手順を実行します。
- 該当する環境のService Center(
https://<環境のドメイン>/ServiceCenter
)にアクセスします。 - Factoryに移動して[Applications]タブをクリックし、アプリケーションのリストからアプリケーションを開きます。
- [Native Platforms]タブを選択し、iOS用の[Configure]リンクをクリックします。
- [Build type]ドロップダウンメニューで[
Development
]オプションを選択します。 - プラットフォームが割り当てたデフォルトのアプリ識別子をそのまま使用するか、独自の識別子(
com.domain.appname
などの逆引きドメイン名表記に合致)を入力します。 iOS App Development
タイプの証明書とそのパスワードを提供します。証明書のファイル拡張子は、「.p12」にする必要があります。- 入力した証明書に合致する
iOS App Development
プロビジョニングプロファイルを提供します。プロビジョニングプロファイルのファイル拡張子は、「.mobileprovision」にする必要があります。 - [Save]をクリックして設定を保存します。
- [Generate]をクリックし、アプリが生成されるまで数分間待ちます。
アプリが生成された後、バージョン情報の近くにあるダウンロードアイコンをクリックして、iOSアプリパッケージ(IPA)をダウンロードします。
開発テスト用アプリの配布
アプリを他のユーザーと共有するには、Service Studioが生成したQRコード、インストールリンクまたはアプリパッケージ(IPA)自体を相手に送信します。
アプリのインストール・起動が可能なのは、プロビジョニングプロファイルで指定したデバイスのみです。
Android用
はじめに
- アプリのデバッグ版にカスタムキーストアで署名(下記の手順ではオプション)する必要があり、まだキーストアを持っていない場合は、キーストアの生成方法をご覧ください。
Androidアプリパッケージ(APK)の生成
アプリの開発テスト用Androidモバイルアプリパッケージは、Service StudioまたはService Centerで構成・生成・ダウンロードできます。
Service Studioを使用するには、以下の手順を実行します。
- モバイルアプリケーションパッケージを生成したいモバイルアプリケーションのアプリ詳細画面に移動します。[Native Platforms]タブを開きます。
- [Configure Android App]ボタン、またはすでにAndroidアプリを生成している場合はAndroidの歯車アイコンをクリックします。
- [Build type]ドロップダウンメニューで[
Debug
]オプションを選択します。 - プラットフォームが割り当てたデフォルトのアプリ識別子をそのまま使用するか、独自の識別子(
com.domain.appname
などの逆引きドメイン名表記に合致)を入力します。 - _(選択的ステップ)_アプリのデバッグバージョンの署名にカスタムキーストアを使用する場合は、以下の手順を実行します。
- [Native Platforms]タブの[>Configure Keystore]セクションを展開します。
- キーストアを選択し、パスワードを入力します。
- 使用する秘密鍵/公開鍵ペアの別名およびパスワードを入力します。必ずキーストア作成の際に生成された別名を使用します。
- [Generate App]をクリックします。
アプリ生成が完了したら、デバイスを使用してQRコードをスキャンするか、生成されたインストールリンクをコピーし、Androidパッケージ(APK)をダウンロードおよびインストールします。
Service Centerを使用するには、以下の手順を実行します。
- 該当する環境のService Center(
https://<環境のドメイン>/ServiceCenter
)にアクセスします。 - Factoryに移動して[Applications]タブをクリックし、アプリケーションのリストからアプリケーションを開きます。
- [Native Platforms]タブを選択し、Android用の[Configure]リンクをクリックします。
- [Build type]ドロップダウンメニューで[
Debug
]オプションを選択します。 - プラットフォームが割り当てたデフォルトのアプリ識別子をそのまま使用するか、独自の識別子(
com.domain.appname
などの逆引きドメイン名表記に合致)を入力します。 - _(選択的ステップ)_アプリのデバッグバージョンの署名にカスタムキーストアを使用する場合は、以下の手順を実行します。
- キーストアを選択し、パスワードを入力します。
- 使用する秘密鍵/公開鍵ペアの別名およびパスワードを入力します。必ずキーストア作成の際に生成された別名を使用します。
- [Save]をクリックして設定を保存します。
- [Generate]をクリックし、アプリが生成されるまで数分間待ちます。
アプリが生成された後、バージョン情報の近くにあるダウンロードアイコンをクリックして、Androidアプリパッケージ(APK)をダウンロードします。
開発テスト用アプリの配布
アプリを他のユーザーと共有するには、Service Studioが生成したQRコード、インストールリンクまたはアプリパッケージ(IPA)自体を相手に送信します。
デバイス側で、不明なソースから入手されたという理由でアプリのインストールが拒否された場合は、デバイス設定に移動し、不明なソースからのインストールを許可すると解決されます。