アプリケーションのパフォーマンスをトラブルシューティングする
OutSystemsはアプリケーションのパフォーマンスについてのアナリティクスデータを収集するため、パフォーマンスのボトルネックを簡単に特定し、解決することができます。
インフラの管理コンソールで、アプリのパフォーマンスを確認することができます。ドリルダウンすると、以下の観点からアプリケーションのパフォーマンスを調べることができます。
- クライアント側では、最も多く使われたOSおよびブラウザを確認可能
- ネットワーク側では、最も多く使われたネットワーク接続およびデータキャリアを確認可能
- サーバー側では、時間のかかるデータベースクエリおよび連携を確認可能
これにより、アプリのパフォーマンス全体を分析することができます。
例 - Field Servicesアプリのトラブルシューティング
ここ数日、Field Servicesアプリのパフォーマンスについての苦情メールが複数件届いています。エンドユーザーによると、[Dashboard]画面の読み込み中にタイムアウトのメッセージが表示されるそうです。
Productionではすべてのアプリケーションでアナリティクスが有効化 されているため、状況を確認できます。インフラ管理コンソールで、[Analytics]タブに移動します。
[Screens Getting Slower]カードを見ると、先週中Field Servicesアプリケーションの[Dashboard]画面のパフォーマンスが下がっているのが確認できます。APDEX値は、17%低下しています。詳細を確認するために、[Dashboard]画面を選択します。
スクリーンアクションの中で、PreparationアクションのAPDEXのスコアが低くなっています。
[Preparation]画面をクリックして、このアクションの詳細な情報を確認します。
[Response Time Breakdown]カードを見ると、ほとんどの時間がサーバーで費やされていることがわかります。
問題はサーバー側にある可能性が高いということです。[Server]タブをクリックし、サーバーで時間がかかっている原因を確認します。
[Slow Calls]カードを見ると、GetWorkOrdersByDateクエリに時間がかかっていることがわかります。これが問題の根本的な原因です。
DBAに連絡して、このクエリがユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えているため、最適化する必要があることを伝えます。