SOAP Webサービスのトラブルシューティングをする
OutSystemsは、アプリケーションで公開および利用されているSOAP Webサービスのリクエストとレスポンスをすべて追跡します。これらのログエントリは、OutSystems環境の管理コンソール(Service Center)で確認できます。
利用可能な各SOAP WebサービスについてOutSystemが保持するログの詳細レベルを設定できます。たとえば、問題のトラブルシューティング中に特定のSOAP Webサービスのロギングレベルを上げるなどです。この機能は、.NETスタックでのみ利用可能です。
SOAP Webサービスのログを閲覧する
SOAP Webサービスのログにアクセスするには、以下の手順を実行します。
- OutSystems環境の管理コンソール(Service Center)に移動します。
- [Monitoring]セクションに移動し、[Integrations]を選択します。
- [Type]で、表示するロギングをフィルタリングします。
SOAP (Consume)
またはSOAP (Expose)
- [Filter]をクリックします。
ロギングレベルを設定する
あるモジュールの利用中のWebサービスのロギングレベルをカスタマイズして、リクエスト/レスポンスに関して保存する情報量を調整できます(この機能は.NETスタックでのみ利用可能です)。
利用中のSOAP Webサービスのロギングレベルを設定するには、以下の手順を実行します。
- OutSystems環境の管理コンソール(Service Center)に移動します。
- [Factory]タブに移動し、アプリケーション名のリンクをクリックします。
- [Modules]タブで、設定したい利用中のSOAP Webサービスを含むモジュール名のリンクをクリックします。
- [Integrations]タブで、利用中の任意のSOAP Webサービスのリンクをクリックして設定します。
- ロギングレベルを任意の値に設定します。
[Default
]、[Troubleshoot
]または[Full
]を選択し、[Apply]をクリックします。
ロギングレベル
利用中のSOAP Webサービスの利用可能なロギングレベルは以下のとおりです。
- Default
-
エラーのあるリクエストの情報のみが記録されます。
右側に表示されている[Error]リンクをクリックすると、エラーの詳細が表示されます。例:
- Troubleshoot
-
エラーのあるリクエストの情報のみが、追加のHTTPトレース情報とともに記録されます。
右側に表示されている[Error]リンクをクリックすると、エラーの詳細が表示されます。例:
- Full
-
追加のHTTPトレース情報を含む、すべてのリクエスト/レスポンスがログに記録されます。
表示された[Error]リンクをクリックするか、エラーがない場合[Details]リンクをクリックすると、詳細なログ情報を取得できます。例:
ロギングレベルを上げると、以下が起こることを考慮しておく必要があります。
- より多くの情報がログに記録され、環境のデータベースに保存される情報量が増える。
- 入出力パラメータの値をリクエストとともに記録するため、こうしたパラメータに存在する機密情報が環境管理コンソールを通じて入手可能になる。