拡張機能のソースコードを更新する
Update Source Code操作は、.NET/Java IDEに追加したソースコードを、拡張機能要素の定義と同期させます。この操作では、以下の手順を実行します。
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アクション、ストラクチャ、エンティティの定義に従って、テンプレートファイルを生成します。
これらのファイルのうち1つが拡張機能のリソースとして存在しない場合、拡張機能にソースファイルがまったく含まれない場合を除き、この操作で暗黙的にファイルがリソースとして追加されます。
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Integration Studioの拡張機能の定義に従い、拡張機能実装ファイルを更新します。
これらのファイルに直接加えられた変更は、この手順で上書きされます。
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.NETアプリケーションサーバーの
<extension_name>.cs
ファイル、J2EEアプリケーションサーバーのAct<ActionName>.java
ファイル、または(Both)アプリケーションサーバーの両方のファイルをマージ**します。この操作により、アクション定義でメソッドのシグネチャが更新されますが、更新はシグネチャのみに適用され、メソッドのボディはそのままとなります。IDEでメソッドのシグネチャに直接加えられた変更は、この手順で上書きされます。
拡張機能のソースコードの更新方法
[File]メニューまたはツールバーで、[Update Source Code or 1-Click Publish
]をクリックします。
マージアルゴリズム
マージアルゴリズムは、拡張機能の定義に加えられた変更をソースコードに反映する役割を果たします。マージアルゴリズムでは、以下の手順が実行されます。
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アクションのシグネチャを含むソースファイルをスキャンし、これらのファイル内のシグネチャがIntegration Studioのアクション定義に従っているかどうか、名前ごとに検証します。
この検証を実行するにあたり、Integration Studioは以前に生成されたアクションテンプレートのコンテンツと、.NETアプリケーションサーバーの
<extension_name>.cs
、またはJ2EEアプリケーションサーバーのAct<ActionName>.java
ファイルを比較します。-
テンプレートのシグネチャがソースファイルと同じだった場合、次のアクションに進みます。
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テンプレートのシグネチャがソースファイルと異なる場合は、.NETアプリケーションサーバーの
<extension_name>.cs
、またはJ2EEアプリケーションサーバーのAct<ActionName>.java
ファイルに、テンプレートで定義された新しい定義を反映します。 -
テンプレートのシグネチャがソースファイルにない場合は、.NETアプリケーションサーバーの
<extension_name>.cs
、またはJ2EEアプリケーションサーバーのAct<ActionName>.java
ファイルにテンプレートで定義された新しい定義を追加します。
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たとえばアクション名を変更した場合、マージアルゴリズムがテンプレートファイルとソースファイルの要素を対応させられないことがあります。この場合、Compare with Template操作を使用します。