データを保持するためのエンティティを作成する
OutSystemsでは、データベーステーブルは エンティティであり、テーブルの列はEntityアトリビュートです。
エンティティを作成するには、以下の手順を実行します。
- アプリケーションにデフォルトで作成されているエンティティ図を開きます。
- キャンバスのどこかを右クリックし、[Add Entity]を選択します。
- ポップアップしたウィンドウで、以下の手順を実行します。
- エンティティに名前を付けます。
- エンティティは、すでにエンティティ識別子(主キー)として作成されたIdアトリビュートを持っています。その他のアトリビュートを追加します。
- 必要に応じて、インデックスを追加します。
別の方法として、[Data]タブでエンティティを作成することもできます。
- Entitiesフォルダを右クリックし、[Add Entity]を選択します。
これは手っ取り早い方法ですが、エンティティに関して利用できる情報は少ないです。 - Entitiesフォルダを右クリックし、[Import Entities from Excel...]を選択します。
エンティティを作成してそのデータをブートストラップすると便利です。
モバイルアプリケーションでは、エンティティを作成してデバイスのローカルストレージに情報を保存できます。これは、エンドユーザーがデータをオフラインにする必要があるときによくあります。
例
レストランなどの様々な場所についてのレビューを読んだり書き込んだりすることができる、Go Outというアプリケーションがあります。これらの場所に関する情報を保存するテーブルの作成方法を確認していきます。
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[Data]タブの[Entity Diagrams]で、
GoOutDataModel
図を開きます。 -
右クリックして[Add Entity to Database]を選択します。
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エンティティの名前を
Place
に設定します。OutSystemsは、データ型がLong Integer
であるId
アトリビュートを作成してAutoNumberを設定します。 -
[
New]ボタンを使用してアトリビュートを作成します。
Name
アトリビュートを作成します。デフォルトでは、データ型はText
、長さは50
に設定されています。長さを100
に変更します。- Is Mandatoryプロパティを
Yes
に設定し、アトリビュートを必須にします。 Address
アトリビュートを、長さ200文字の必須Textアトリビュートとして作成します。PhoneNumber
アトリビュートを作成します。アトリビュートのデータ型はPhone Number
に変わります。このアトリビュートはオプションのままにしておきます。- オプションのDecimalアトリビュートとして、
Latitude
およびLongitude
アトリビュートを作成します。デフォルトの長さ(37)および小数(8)を使用して、データベースに保存される数の精度を定義します。
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アプリケーションをパブリッシュします。
アプリケーションをパブリッシュすると、OutSystemsは、Placeエンティティに対応するデータベーステーブルを作成します。